モバイル
ネットブックPC †
意味 †
- 一般に、通常(A4サイズ等)のノートPCよりも低価格・小型・軽量で低スペックのノートPC。
気軽に持ち歩き、軽度なインターネットの利用に適している。
2007年10月(日本では2008年1月)に5万円前後発売された「Eee PC」(メーカー:ASUS)がきっかけとなり、各社から同様のPCが数多く発売されるようになった。
UMPC(ウルトラモバイルPC)と言われる事もある。※UMPCは、本来はPDCとノートPCの中間位の性能の製品を指す。
ネットブックPCの主な特徴 †
- ほとんどの機種は、無線LAN・WEBカメラ・USBポート・タッチパッドを装備している。
- サイズはA5レベルのモデルが多く、キーピッチは小さめである。
- ストレージにSSDを採用している機種が多い。SSDは容量がHDDよりも少ないが、消費電力が少ない事によるバッテリー駆動時間の向上・OS起動時間の高速化等のメリットがある。
- CPUはネットブック専用の「Atom」(メーカー:インテル)が搭載されている場合が多い。
- OSは「Windows Vista」よりも「Windows XP」が搭載されている場合が多い。
- CD/DVDドライブは内蔵していない。(必要の場合は別途USBタイプのCD/DVDドライブを利用等)
ネットブックPCの主な想定用途 †
- インターネットに接続し、重くない(動画等が主要でない)WEBサイトの閲覧、メールチェック等
- アプリケーションソフトによる重くない(容量の少ない)ファイルの閲覧・編集
- 外出先での軽度な使用
- 室内での軽度な使用
ネットブックPC購入時の想定注意点 †
- 操作性・自分との相性
キーボードのタッチフィーリングや画面の見え方は、出来れば購入前に実際の製品をさわる事が望ましい。さらに、OSの起動時間等まで確認が出来ればベストである。写真や口コミのみでの購入判断は失敗する場合がある。
- 既存のデータカードとの相性
既存のインターネット通信が出来るデータカードを所有している場合、そのタイプ(USB・PCカード・CFカード・ExpessCard 等)がネットブックPCと合うかどうかの確認と、合う場合に通常使用に支障が無いか(例えばUSBタイプの場合にUSBポートが埋まって問題ないかどうか、カードタイプの場合にキーボード操作に邪魔にならないかどうか等)の確認が得策である。
- 安定性の確認
ストレージがSSDタイプの場合、プチフリ等の不安定な動作をする問題が発生する可能性がある。ネットブックPCに標準添付のSSDはメーカーが品質確認をしている為、基本的に問題が無いと思われるが、念の為の情報収集・確認が得策である。
ネットブックPCの主な製品 †
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